大津市は、本州のほぼ中央に位置し、日本一の大きさを誇る琵琶湖と、比良比叡の山並みに囲まれた、豊かな自然と多くの寺社仏閣や国宝、重要文化財を有した、古くから多くの俳人や歌人に愛された歴史と文化資源にあふれたまちです。

瀬田北学区はこうした大津市の東部にあたる琵琶湖南端の東岸に面し、湖上の交通を管理した芦浦観音寺に向かう芦浦街道沿いの古い町並みや萱野神社の神輿渡御、還暦祭といった伝統行事をはじめ、南大萱の地域で育まれてきた歴史や文化がある一方で、ＪＲ瀬田駅の開業以来、住宅地の開発が進み商業施設や飲食店が整備され、利便性のある生活環境を有した約１万９千人の人口を擁する市内でも最大規模の学区です。　

そのなかで、瀬田北学区では「安心安全 住みよい地域」を目標として、瀬田北学区自治連合会をはじめ、１１自治会や２０を超える各種団体が、地域で受け継がれてきたものを大切にしながら、日々、創意工夫し、活動されています。
特に防災訓練や通学路の見守り、防犯パトロールなど、防災、防犯、福祉の活動に重点的に取り組まれており、子育て世代をはじめ若者から高齢者まで幅広い世代が住みやすい環境が整っています。

大津市も、総合計画第２期実行計画において、「暮らし安心プロジェクト」など重点的に取り組むべき施策を５つのリーディングプロジェクトにとりまとめ、安心安全に暮らし続けることができる「夢があふれるまち大津」の実現に向け、地域の皆さまと連携しながら、全力で取り組んでまいります。

大津市長　 佐藤　健司