南大萱資料室

古代東山道(大町・中道・中筋)

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古代東山道(大町・中道・中筋)

古代東山道(大町・中道・中筋)

大化2年(646年)の大化改進の詔で、駅伝制が制定された。五畿七道とは、五畿(畿内5ヶ国)と七道(東海道、東山道、北陸道・・・・。七つの地方域に分けその域を官道で結ぶ)域と官道の名前である。この官道は①道幅12~20m、まっすぐ、②30里毎(約16㎞)に駅を設置する仕様であった。 近江は東山道に属し、瀬田地区では、飛鳥から瀬田川東岸を北上する田原道が、近江国庁に入り後北上し、善念寺付近で北東に向きを変え、南笠から野路へと続く官道が整備された。平安時代には東海道も併用されたが、10世紀~12世紀には官道は必要性と維持管理の点で徐々に廃絶されていき、南大萱を通っていた東山道・東海道も次第に道幅が狭くなり、現在の大町・中道・中筋と呼ばれている道と推定される。(京都大学教授足利健亮氏の一連の研究)

平成30年(2018年)の南笠榊差(さかきさし)遺跡の発掘調査で平安時代の側溝を持つ幅12mの道路跡が見つかった。大町のほぼ延長上に位置し、大町の東山道由来が濃厚となっている。

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